娘が喜んでいつも開いていた児童書

表紙 書名・作者・出版社 紹介
娘の大好き度
感想
バートダウじいさん

作:絵
ロバート・
マックロスキー

訳:
渡辺茂男

出版社:
㈱はるぶ出版
【作者】 アメリカの絵本界を代表する5本の指に数えられる。「いかにもアメリカらしい潮の香りと、からりとしたほら話のミックスしたもの」と訳者が記している。
マックロスキーの迫力ある絵にぐいぐいとひきつけられる。

【話】年取ったと漁師が古い舟でつりに出る。たらをつるはずのつり針が、鯨をつってしまい、しっぽにばんそうこうを張ってあげる。嵐がやってきて、お腹の中に避難したおじいさん。やがて嵐がやみ、外に出たが周りはたくさんの鯨、さてどうなるでしょう。
★★★★★
【感想】おじいさんと鯨のユーモア溢れる交流が生き生きと描かれ、読むと30分もかかる絵本なのに、毎日飽きずに読んでいた本。 娘は、鯨にばんそうこうを張ってあげるページが大好きなようです。
おだんごぱん

作:
ロシア民話
絵:
瀬田貞二

訳:
脇田 和

出版社:
福音館書店
【作者】ロシア民話が、瀬田貞二さんの名訳で心地よいテンポの話になっています。

【話】子供が欲しいおじいさんとおばあさんが、ある時おだんごぱんを焼いたところ、ぱんは「つかまるかい」と、ころころ逃げ出した。そして、うさぎ・おおかみ・くま・きつねに出会う。さて‥‥。

★★★★ 【感想】私がお話し会に参加して、初めて覚えたお話。
娘の前で何回も語り、娘はすっかり暗記してしまいました。ころころころがっていきますと、今度は誰に会うのか目を輝かせていたのを思い出します。
スイミー

作:絵
レオ=レオニ

訳:
谷川俊太郎

出版社:
好学社
【作者】グラフィックデザイナー、絵本作家として「フレデリック」「アレクサンダーとぜんまいねずみ」など、たくさんの絵本を描いています。

【話】小さい魚の群れの中で、一匹だけ真っ黒なスイミー。ある日まぐろに仲間を食べられ一人残ったスイミーは、仲間を探して皆で力をあわせてまぐろに対抗する。

★★★★★ 【感想】独特なレオ・レエニの絵の世界で、スイミーが海でうなぎやくらげに会うところは圧巻。これはオペレッタ譜(ピアノ伴奏付き)になっていて、いろいろな小学校で演じられており、娘もスイミー役をやり音楽共々楽しんだ話です。
三匹のやぎの
がらがらどん


作:絵
マーシャ・ブラウン
訳:
瀬田貞二

出版社:
福音館書店
【作者】アメリカでもっとも権威のある絵本賞として名高いコールデコット賞を二度も受けた絵本作家ですが、もともとはストーリー・テーラーでした。表紙絵はユーモア溢れる雰囲気に書かれているが、中は黒色を多用したドラスティックな絵で描かれている。 瀬田貞二のリズムをもった言葉は、心地よく心に響きます。

【話】向かいの山の草葉へ行く途中に橋があり、そこには恐ろしいトロルがいます。ちびやぎから、次は二番目やぎ、最後は大きいやぎのがらが゜らどんが橋をわたり、ついにトロルをやっつけます。
★★★★★
【感想】とにかく絵の迫力がすごい。三匹のがらがらどんとトロルとの会話を息を呑んで聞いていました。最後のページで何て安心することでしょう。マーシャ・ブランの講演会でお話を伺いましたが、哲学者のような方でした。スケールの大きな絵本を描かれる意味が分かりました。
わたしのワンピース

作:絵
西巻茅子

出版社:
こぐま社
【話】ワンピースを作って着て出かけると‥‥、花畑の中に行くと花模様、雨が降ってくると水玉模様、etc。次々とワンピースの模様が変わっていく夢のような絵本です。

★★★★ 【感想】自分でも描けそうな親しみやすい絵。次々とワンピースの模様が変わっていく様子が、大好きでした。自分でも真似して、ミニ絵本を作っていました。
ちいさなおうち

作:絵
バージニア・リー・
バートン

訳:
石井桃子

出版社:
㈱岩波書店 
【作者】バージニア・バートンは、アメリカの作家。子供のための絵本をたくさん書いています。

【話】静かな田舎に小さなお家が立っていました。りんごの木や畑に囲まれて幸せでしたが、周りに工場が建ち、どんどん賑やかな町になり、次第に月や花々を夢見て懐かしく思うようになるお話で、自然の大切さを静かに語っている絵本です。
★★★★★
【感想】長男が大好きでぼろぼろになるくらい読んだ本です。私も大好きで、静かに風景が変わっていく様を飽きずに楽しんでいました。自然の大切さを静かに語る素晴らしい本ですが、近年子供たちに読まれなくなりました。復刻「風の子」は、これを段ボールで立体的に作った作品で、こちらが多くの子どもたちに感動を与えているようです。素材の提示の方法を示唆しています。
ちおかあさんだいすき

作:絵
マージョリー・フラック

訳:
光吉夏弥

出版社:
㈱岩波書店 
【作者】幼い読者のレベルを知って、それにかなう文法や絵を編み出したアメリカの画家。

【話】ダニーは、お母さんの誕生日に何がいいか探しに出かけます。めんどり・がちょう・ひつじ・めうし、そしてくまに出会ったダニーは‥‥。

★★★★ 【感想】岩波の小さな本で、全体特徴のある暖かい色調で、いろいろな動物との出会が、心を豊かに揺すぶってくれる絵本です。私がよく語った本なので、大好きですね。
わたしとあそんで

作:絵
マリー・ホール・エック

訳:
与田準一

出版社:
福音館書店 
【話】いろいろな動物に会って「わたしとあそんで」と言うと皆逃げてしまう。でも音を立てずに池のほとりで腰かけていると、少しずつ静かにいろいろな動物がまわりに集まり、とてもとても幸せというお話です。

★★★★★ 【感想】時間がゆったりと流れ、自然の中で人と動物が心で静かにつながっていくような絵本です。子どもが大好きですね。
クリム童話
ねむりひめ

作:
グリム
絵:
フェリクス・ホフマン

訳:
瀬田貞二

出版社:
福音館書店
【話】ある国に王女が生まれた。その王女は、15歳になったら“つむ”に刺されて死ぬという呪いをかけられていた。やがて15歳になった王女は、魔女の呪いにかかり倒れる。それは100年の眠りで、王子が来てその呪いを解くであろうと‥。絵と共に、あまりにも有名なお話です。

★★★★★ 【感想】娘は15歳になったら、私も眠ってしまうと、いつも心配していました。このお話から、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」のバレエ音楽と映像に素直に発展していった娘の姿に、いつまでも心の中に清らかな夢を持たせてくれたこのお話の強さを感じます。
月夜のみみづく

詩:
ジェイン=ヨーレン

絵:
ジョン=エンヘール

訳:
工藤直子

出版社:
偕成社
【作者】絵本の詩、ファンタジー童話の名文を持つアメリカの詩人。

【話】シーンとした雪の夜、父と娘がみみずくを探しに森へ出かける。 「はるか とおく せなかのほうで 汽車が 汽笛を ならしたよ  ながく ひくく さびしい歌みたい」「とうさんといっしょに こうやって でかける夜を わたしは ずっとずっと まってたの」‥‥


★★★★★ 【感想】なんと美しい詩でつづられたお話しでしょう。訳詩も素晴らしい。繊細な写実的な絵がとても美しく、今までにない新しい絵本の世界で、娘は女の子になりきって絵本の中に入り込んでしまいます。みみずくに出会った喜び・驚きがそのまま伝わってきます。パパが美しい絵本があったよと言って、買ってきてくれたもの。
フレデリック

作:絵
レオ=レオニ
訳:
谷川俊太郎

出版社:
好学社
【作者】グラフィックデザイナー、絵本作家として「フレデリック」「アレクサンダーとぜんまいねずみ」など、たくさんの絵本を描いています。

【話】冬に向かって、仲間のネズミたちがせっせと働いている。ところがフレデリックは別。お日様の光を集め、色を集めていた。冬になり、食べ物がなくなった時、フレデリックは皆に言う。お日様をあげよう。色・言葉を伝えて皆の心を暖かくした。
★★★★ 【感想】心の豊かさ、暖かさが伝わってきて、好きな本です。これに林光さんが素敵な歌を作曲してくれて、音楽と共にいつまでも心に残っています。
はろるどとむらさきのくれよん

作:絵
クロケット・ジョンソン
訳:
瀬岸田衿子

出版社:
文化出版局
【話】ハロルドが1本のクレヨンで線を描きながら、いろいろな物語の世界を作って冒険していきます。

★★★★ 【感想】1本の線だけで物語が展開していくユニークな絵本です。とても想像力溢れた楽しい本で、ヤマハの音楽絵本“ビデオシリーズ”に収録されており、絵本の絵が動画として動く、新しい世界を提供しています。
アルプスのきょうだい

作:
ゼリーナ・ヘンツ

絵:
アロワ・カリジェ

訳:
光吉夏弥

出版社:
㈱岩波書店 
【話】ウルスリのすず‥‥スイスでは春祭りに鐘を鳴らして、冬の日が終わったことを祝います。小さい男の子ウルスリが山の上から大きなすずを取ってきて、皆の仲間入りをするお話。

★★★★ 【感想】アルプスの自然の中で、ウルスリが頑張っている様子やアルプスの習慣などを一緒に楽しみました。